森岡亮太が“時の人”となっている。

本田圭佑、香川真司、岡崎慎司ら“常連組”が外れ、各方面で大きな話題を集めた日本代表に久方ぶりの復帰を果たしたからだ。

今季移籍したベルギーのベフェレンで飛ぶ鳥を落とす勢いを見せ、一種の待望論すら起き始めた実力者を、ヴァイッド・ハリルホジッチがようやく声を掛けたのである。

まさに「満を持して」という表現が相応しいかもしれない。

この欧州遠征で日本が対峙するのは、ブラジル、ベルギーの“トップオブザトップ”。

自身が海外移籍を意識するきっかけの一つにもなった、三年前のブラジル戦を経て、今、ベルギーの地で進化の真っ最中である「彼のために用意されたのではないか」と疑うほどのマッチメイクである。

単なるチャレンジマッチとなるか、はたまたリベンジマッチの様相を呈するのか。

大きな転換期となり得る大一番に挑む男に直撃してみた。