カレン(以下、――):お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。

森岡亮太(以下、略):よろしくお願いします。

――まずは「日本代表復帰おめでとうございます!」と言わなければいけないところですが、どのように今回の代表招集を知ったのでしょうか?

僕が知ったのは代表メンバー発表があった前日ですね。

日本代表スタッフの方から話を頂きました。「チームには既に伝えているけど…」みたいな感じで。

――言われた時はどんな気持ちでした?

「このタイミングで来たか!?」って感じでしたね。

自分に縁がある、ベルギーとブラジルとの試合で、それもまさかのフランス(笑)実は家から一時間ぐらいのところでの試合です(笑)

――今回の代表復帰に至るまで、代表スタッフともコンタクトがあったのですか?

話をしたのは前回の代表戦後ですかね。コーチのシリル(・モワンヌ)がベルギーにまで来てくれて。

そこで、「あ、自分のことも徐々に気にしてくれてるのか…」と。

ただ、実際に呼ばれるまでどうなるかわからなかったですけどね。

――でも、ベルギーで活躍する中で「そろそろ呼ばれてもいいんじゃないか?」みたいな感覚になったりはしませんでしたか?

どうですかね…。

ただ、「メディアの扱いが変わってきたなぁ」という感覚はありました。

元々、ベルギーでやるほうが日本代表も近づくだろうなぁと思っていましたが、「ここまでポーランドとベルギーで変わるかぁ」って感じで(笑)

――ポーランド時代から追っていた人間としては「何をいまさら…」という感もありましたが、三ヶ月前にお話していたことが現実になりましたね(笑)

はい、完全に予想が当たりましたね(笑)

――ここまでベルギーリーグでプレーしてみて、移籍前に予想していたことと違ったことはありましたか?

クラブ間の差が思っているよりもなかったですね。

今、首位のブルージュ(クラブ・ブルッヘ)が抜けている感じはありますが、それ以外はどこも差はあまりないなと。

アンルデルレヒトは現在3位ですが、勝ててない時期もありましたし、ゲンクも10位だったり、(久保)裕也のいるゲントも12位だったり…。

――チャンピオンズリーグなどにも出場していたスタンダールも上位ではないですしね。

たしかに、スタンダールもそうですね。

なので、ベフェレンのような小さなクラブでも、しっかりとオーガナイズできれば、彼らのように「強い」と思われているチームにも十分勝つことができます。

なので、そういう意味でも、そこまでクラブ間の差はないのかなと。

――ただ、それは「ベフェレンが上手くいっているから」という証拠では?

はい、ここまでめちゃめちゃ良い感じですからね。

「もう少し結果がついてきて欲しかったなぁ」というのはありますけど、チームとして非常に良い状態だと思います。