『Guardian』は29日、「上海上港の監督を辞任したアンドレ・ヴィラス=ボアス氏は、来年のダカールラリー出場を宣言した」と報じた。
中国超級リーグの上海上港で2016年から指揮官を務めてきたアンドレ・ヴィラス=ボアス氏。
今季はタイトルを期待されていたものの、リーグでは広州恒大の後塵を拝して2位に。AFCチャンピオンズリーグでも準決勝で浦和レッズに敗れた。
また長期のベンチ入り禁止処分が来年まで継続される状態でもあり、最終的に今季でクラブを離れることが決まった。
そして今回フリーエージェントになった彼は、2018年1月6日から開催されるダカールラリーにドライバーとして参戦することを発表したという。
使用する車はトヨタ・ハイラックススポーツピックアップで、コ・ドライバーにはオートバイレーサーのルーベン・ファリアを起用する。
もともとは二輪部門での参加を希望していたものの、KTM(オーストリアのバイクメーカーを母体とするレーシングチーム)のマネージャーであるアレックス・ドリンガーと話した際に「それにはあと1年は準備が必要」と言われたことから、四輪にエントリーすることを決めたようだ。
2018年度ダカールラリーは1月6日にペルーでスタートし、20日にアルゼンチンでゴールを迎える15日のラリーイベントだ。
ヴィラス=ボアス監督の叔父も1982年にドライバーとして参加した(当時はパリ・ダカール・ラリーであるが)ことがあるという。