3日、各地で2017年度J3の最終節が行われた。

首位栃木SCは勝点59、アスルクラロ沼津とブラウブリッツ秋田が勝点58で追う。さらに、この中でJ2昇格のライセンスを持っているのは栃木のみで、沼津と秋田が1~2位になった場合、ザスパクサツ群馬の降格がなくなる。

しかも、クライマックスの対戦カードはアスルクラロ沼津と栃木SCの直接対決。この両者は勝利すれば優勝、引き分ければ秋田に優勝の可能性が出てくる。

多くの者の運命を載せた第32節の戦いは、いきなり動きを見せた。

なんと早くも前半7分に、逆転優勝を狙う沼津が先制!右からのクロスを薗田卓馬がヘッドで押し込み、優勝への大きなステップを踏んだ。

一方、ガイナーレ鳥取と戦う秋田は3点をリードし、沼津と栃木の試合結果を待つ。

しかし78分、首位争い直接対決の試合が動く。波状攻撃からペナルティエリアの右で浮いた栃木MFネイツ・ペチュニクがシュートを決め、1-1の同点になる。

これで暫定の順位は一気に秋田が首位へ。栃木はJ2昇格の権利を再び手元に引き寄せた。

そしてこのまま全会場の試合は終了。ガイナーレ鳥取に勝利したブラウブリッツ秋田が、3位からの大逆転で優勝を果たした。

また、最後で追いつき引き分けに持ち込んだ栃木SCが2位に入り、J2昇格の権利を獲得。

逆に77分まで優勝に近づいていたアスルクラロ沼津は、残り13分というところで3位まで転落。明暗が別れる結果になった。

したがって、J2最下位になっていたザスパクサツ群馬は栃木との入れ替えでJ3降格が決定している。

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