川崎フロンターレの大逆転優勝で幕を閉じた2017シーズンのJ1。

鹿島アントラーズが引き分けたことで順位が入れ替わったわけだが、その鹿島相手に引き分けたのがジュビロ磐田だった。

川崎にとっては磐田の奮闘なしでは優勝できなかったため、磐田が果たした役割は大きい。

磐田は最終的に6位という好成績でシーズンを終えており、目の前で鹿島の優勝を実現させなかったという意味でもこの日は最高の締めくくりになった。

そんなこのゲーム後、ヤマハスタジアムでは名波浩監督がサポーターに向けて挨拶を行った。

すでに話題となりつつあるが、その内容があまりにもカッコ良かったのでご紹介!

名波 浩(ジュビロ磐田 監督)

「2017シーズン、ジュビロ磐田に関わる全ての皆さん。感謝の心しかありません。

本当にありがとうございます。

オレの息子たちはどうでしたか?

皆さんへの思いは一つだけです。来季もオレについてこい。

家に帰るまでが試合観戦です。お気をつけてお帰りください。

以上です」

1年間応援してくれたファンに向かって感謝の気持ちを伝えた後、選手のことを「息子たち」と呼んだ名波監督。

さらに「来季もオレについてこい」という台詞で来季の指揮を約束した。クラブのレジェンドにこれを言われたら、ファンついていくしかないだろう…。

これに対してキャプテンの大井健太郎は「名波さん、来年もついていきます」と続けている。

名波監督は終始、硬い表情で今回のスピーチを行っていた。勝利で最終節を飾れなかったことがそうさせている部分はあるだろうが、それでもこうした言葉でファンの心を掴む掌握術は素晴らしいと言える。

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