2015年に一度“終焉”を迎えたものの、つい先日“復活”を果たしたadidasのスパイク『プレデター』。

かつて名選手たちがこぞって着用していたモデルの復活は、大きな話題となった。

これまでのプレデターシリーズといえば、「黒・白・赤」のカラーリングが特徴的だった。

この3色ならどうやってもカッコ悪くはならないというまさに“鉄板”カラーだったのだが、最新モデル『プレデター18』ではこれまでとはやや異なる色合いに。

adidasフットボールでクリエイティブ・ディレクターを務めるサム・ハンディ氏がこの件について語っていた。『Soccerbible』によれば、こう明かしたという。

サム・ハンディ氏(adidasフットボールのクリエイティブ・ディレクター)

「(この配色はプレデターの伝統へのリスペクトを示していますね。復活にあたり『黒白赤』のコンボにこわだるのは重要なことでしたか?

このスパイクを『黒白赤』で発表しないというのは、厳しい決断でした。

オリジナルのプレデターのDNAと記憶を持ちつつ、完全に新しいものとしてこのスパイクを打ち出すことが我々にとって重要だったんです。

なので、プライムニットに見える赤もオリジナルのものではありません。わずかに異なる色合いです。

そして、ゴールドもクラシックなものではありません。ちょっとスペシャルなものになっています。

過去のものにインスパイアされて、多くの決断をしましたが。それはレトロなものをリリースするためではありませんでした。

そういうものを思いとどめるのは難しいことです。ですが、このプレデターに独自のアイデンティティを加えることが非常に重要だと考えました」

あえてこれまでの『黒白赤』とは違った色合いにするという難しいチャレンジに挑んでいたようだ。

ちなみに、今回の最新モデルでは足を通すと、甲の部分のプライムニットが伸びて赤い部分が見えるという仕様になっている。

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