9日、2017年度クラブワールドカップは準々決勝の開催日となった。
先に行われたのは、アフリカ王者のウィダド・カサブランカと本田圭佑が所属するパチューカの一戦。
序盤はウィダド・カサブランカが速い攻撃でパチューカを押し込んだが、前半のうちに展開は一変。
すぐに慣れを見せたパチューカがボールを徹底して繋ぎ始め、プレッシャーをかわしていくようになった。
後半になってからもペースはパチューカ。もはや一方的な展開とも言える状況で試合を支配した…が、どうも最後のところで精度に欠け、得点が奪えない。
そこを逆にFWアル・ハッダードを投入したウィダド・カサブランカがスピードで狙っていくような展開になった。
69分にウィダド・カサブランカの主将MFブラヒム・ナカシュが2枚目の警告で退場しても、その両チームの立場に変化はなかった。
試合は0-0のまま延長戦へ。依然としてパチューカが攻めていくも、チャンスを生かせず…。
しかし、延長後半に入って6分過ぎ、パチューカに待望の先制点が生まれる。
右サイドの裏に飛び出したウレタビスカヤがクロスを入れると、前に上がっていたグスマンがヘッド!これまでの外れっぷりを忘れさせるようなキレイな弾道でゴールに流し込んだ。
その後はウィダド・カサブランカが反撃を見せるも、パチューカはなんとかそれを凌ぎきり、リードを守った。
これでパチューカは準決勝で南米王者のグレミオ(ブラジル)と戦うことが決定している。なお、本田圭佑は先発から試合終了までの120分、フル出場を果たした。