13日、UAEで行われている2017年度クラブワールドカップの準決勝第2試合が行われた。ついに欧州王者レアル・マドリーが登場である。

それに対するは、オークランド・シティと浦和レッズを破ってここまで駒を進めてきた開催国王者アル・ジャジーラ。

試合の展開は、まさにレアル・マドリーの一方的なペースに。何度も決定的なチャンスを作り出し、シュートを放つ。

しかし、アル・ジャジーラの守護神アリ・ハシーフのセービングが冴え渡り、水際でゴールを許さない場面が続く。

30分にはイスコのクロスをカゼミロがヘッド、さらにサリーム・ラシドに当たってゴールに吸い込まれるも、主審の判定はノーゴール。

その後判断が覆されて一旦ゴールが認められたが、さらにVARが行使されて再度ノーゴールに。ベンゼマがオフサイドポジションにいたことが影響したとジャッジされた。

そして41分、なんと先制したのはアル・ジャジーラ。長いボールからナチョがクリアしきれなかったところをブスファが拾い、スルーパス。

裏に飛び出したロマリーニョが切り返しでコースをこじ開け、見事にシュートを決めてみせたのだ。

一方、チャンスはあるが決定力を欠くレアル・マドリー。

53分にはモドリッチのスルーパスからクリスティアーノ・ロナウドがついに同点ゴールを決めるも、次の得点がなかなか決まらない。

あまり人数をかけると今度はアル・ジャジーラのカウンターに脅かされるため、我慢に我慢を重ねる展開になった。

だが、終盤になってジネディーヌ・ジダン監督の采配が的中する。81分にベンゼマを下げてギャレス・ベイルを投入すると、彼のファーストタッチが試合を変えた。

マルセロの裏へのボールでルーカス・バスケスが右サイドに飛び出し、マイナスの折り返し。

それを入ったばかりのベイルがシュートに持ち込み、ついにレアル・マドリーに2点目をもたらしたのだった。

2-1で勝利を収めたレアル・マドリーは、これで2年連続の決勝進出に成功。15日の試合でグレミオを破れば、大会史上初の連覇達成となる。

【厳選Qoly】日本代表、北朝鮮との3月シリーズで「株を上げた」3名の選手

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら