『Soka 25 East』は13日、「ベルギー代表は、来年3月に企画されていたモロッコとの親善試合を拒否した」と報じた。
各大陸で行われてきたワールドカップ予選が終了し、本大会に進む32カ国が全て決定した。
そして来年3月はメンバー発表までに行われる最後のインターナショナルマッチウィークであり、各国はその相手を探している状況にある。
モロッコはそこで関係の深いベルギーを招待して対戦しようと企画を進めていたのだが、どうもそれがうまく行かなかったという。
FIFAエージェントのユースフ・ヒジュブ氏が『France24』のインタビューで明かしたところによれば、ベルギーはモロッコ、チュニジア、アルジェリアなど北アフリカ諸国と試合をすることは危険があるとして拒否したとのことだ。
ユースフ・ヒジュブ
「ベルギーは、安全保障上の懸念からモロッコとの試合は行わないとの回答を送ってきた」
近年欧州では自爆テロ事件が相次いでおり、その犯人の一部は北アフリカからの移民である。それもあってか、ベルギーは対戦のリスクを避けようとしたようだ。
なお、モロッコとベルギーは2008年3月にブリュッセルで対戦した経験があるが、その際にはモロッコのサポーターがピッチ内に侵入する騒ぎを起こしている。