『Reuters』は3日、「Sportpesaは、政府による税金の引き上げによって危機に瀕している」と報じた。
Sportpesaはケニアのオンラインスポーツベッティング会社。今季エヴァートンの胸スポンサーを務めている。
スポンサーフィーは年間960万ポンドであると言われており、多くの額を提供していることで知られる。
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— サッカーニュースQoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年5月17日
ところが、今年ケニアの政府が税制改正を行ったことで、Sportpesaは大きな財政危機に直面している。
政府は先日、スポーツベッティング、宝くじ、カジノの会社の売上総利益率に対する税金を7.5%から35%まで引き上げたのだ。
これらの企業が急速に成長を続けている一方、若者や貧困層の生活を悪化させているという見方があったという。
そのため、この税金によってスポーツ、文化、芸術を促進するための基金を設立する予定だとのこと。
Sportpesaはこれまでケニアのサッカー協会、ケニア・プレミアリーグの王者ゴア・マヒア、ラグビーユニオン代表、ボクシングなど様々な競技をスポンサードしてきた。
しかし、この税制改革によって6億シリング(およそ6億5000万円)の国内広告費削減を余儀なくされるという。
ゴア・マヒアは年6000万シリング(およそ6500万円)をSportpesaから受け取っており、リーグ脱退も視野に入れる必要がある。
また、ラグビーユニオン代表は1億2000万シリング(およそ1億3000万円)を失うことになり、今後の活動に支障が出るとのことだ。