8日、第96回全国高校サッカー選手権の決勝戦が埼玉スタジアム2002で行われた。

ここまで勝ち上がってきたのは流通経済大学付属柏高等学校(千葉代表)、そして前橋育英高等学校(群馬代表)。関東地域同士のファイナルとなった。

前半は両チームともに譲らず、プレッシャーを掛け合う展開で0-0のまま終了する。

後半は前橋育英の縦に早い攻めが生きる場面が目立つも、流経大柏も時にサイドから得点機を迎える展開。観客を惹き付ける熱戦となった。

後半35分にはコーナーキックから前橋育英が何度もシュートを放つも、流経大柏が体を張って再三のブロックを見せ、会場のボルテージは最高潮に達する。

そして試合が決まったのは後半アディショナルタイム。

前橋育英のエース飯島が、ペナルティエリアでのこぼれ球を拾ってシュート!それがブロックされたところを榎本が蹴り込み、ついに先制点を奪うことに成功したのだった。

そしてこのまま試合は0-1で終了。名門前橋育英高が全国高校サッカー選手権悲願の初優勝を達成した。

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