ゴールキーパーにとって腕は何よりも大切な部位だろう。
まさに「商売道具」であり、その動かし方一つでチームの失点を一つでも防ぐことができる。
それゆえ、GKでありながら腕を失うというのは耐えられないほどの辛さや苦しみが伴うはずだ。
しかし、そうした苦境に遭いながらもサッカー界への復帰を果たした男がいるという。UEFAが特集を組んで伝えている。
When goalkeeper Ljubomir lost an arm, he thought his football dream was over.
But thanks to his determination & the support of @NKMaribor, he found a new passion for refereeing.
🇸🇮 #EqualGame #Respect 🇸🇮
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— UEFA (@UEFA) 2018年2月8日
物語の主役はセルビア出身の元GKリュボミール・モラヴァツ。
1996年11月18日生まれの21歳で、スロベニアの名門マリボルのユースに所属していた。UEFAユースリーグでベンチ入りも果たし、将来を期待されたゴールキーパーだった。
しかし、そんなモラヴァツの運命は突如急転する。
体が真っ二つになるほどの衝撃から前の席に座っていた2人が死亡し、後列に乗っていたモラヴァツも車から投げ出された。