『Oxford Mail』は28日、「ヘレニック・フットボール・リーグ2部の試合が17-0という結果で終わった」と報じた。

ヘレニック・フットボール・リーグは、イングランドでは9部以下に当たるアマチュアのコンペティションだ。

当該の試合はアビンドン・ユナイテッドのリザーブチームと、アビンドン・タウンのローカルダービー。この歴史的な試合を目撃した観客は45名だったという。

ユナイテッドは10分にルーク・マコーマックのゴールで先制すると、その後28分、34分、39分、44分にも得点を追加し、5-0でハーフタイムを迎えた。

一方タウンはアーロン・アンドリュースという選手が退場となり、一人少ない状況になっていたという。

そして後半に入ってもユナイテッドの攻撃は止まらず、47分、50分、57分、59分、61分、62分とゴールを決め、11-0となった。すると、なんとここでタウンの選手が一人、戦意喪失したか自らピッチを離れていく。

さらにユナイテッドが2点を追加すると、さらにタウンの選手がピッチを離れ、8名しかいない状況になったという。結局17-0になったときにはタウン側の選手が7名しかプレーしておらず、審判は5分早く試合を終了させたとのことだ。

ユナイテッドのツイッターは最後まで残った7名の選手を称賛する投稿を行った。なお、ユナイテッドの事務総長を務めるジョン・ブラックモア氏は、タウン側から謝罪があったと明かしたという。

ジョン・ブラックモア

「人々は信じられないような顔でそこに立っていたと思う。本当に全員にとって恥ずかしい出来事だった。

地元のダービーではいい試合、激しい試合が期待される。そのようにスタートしたが、坂を転げ落ちた。

アビンドン・タウンの経営陣に公平であるために言わせてもらえば、彼らは試合後に謝罪をしてきた。

ただ、このようなことは生まれてこの方見たことがない」

なお、ヘレニック・フットボール・リーグはこの試合に対してさらなる行動に出なければならないかを検討しており、両クラブと審判員からの報告を待っているという。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介