『Allnigeriasoccer』は11日、「ナイジェリア代表監督を務めているゲルノト・ロール氏は、代理人を変更するよう選手に強要していた」と報じた。
2016年8月からナイジェリア代表監督を務め、昨年アフリカの国として最初にワールドカップ2018出場を決めることに成功したロール氏。
記事によれば、彼はフランスのエージェント会社であるDW Sports Managementと結託の上、選手に代理人変更を求めていたという。
また、「これを受託しなければワールドカップのメンバーに選ばない」と脅していたとも。
実際にアーメド・ムサ(CSKAモスクワ)とモーゼス・サイモン(ヘント)はこの数ヶ月でDW Sports Managementと契約している。
また、ブルサスポルのDFウィリアン・トロースト=エコングもDW Sports Managementに接近しており、先月ナイジェリアのキャプテンを任されていた。
その他、ヘンリー・オニェクル、ミケル・アグ、オグヘネカロ・エテボ、ブライアン・イドウ、アブドゥラヒ・シェフらロール氏が選んだ代表チームの7名がDW Sports Managementの顧客である。
ナイジェリアでは、2014年のワールドカップでも英国の代理人トニー・ハリスが代表に大きな影響を与えたと言われている。
彼が担当したルーベン・ガブリエル、マイケル・ウチェボ、アーメド・ムサ、ウチェ・ヌウォフォーらが代表にねじ込まれたことで、選手層の薄さをもたらしたという批判も。
アフリカに限らず、協会やメディア側が現場の評価を導くための恣意的な報道が行われることは日常茶飯事である。このレポートについては真実なのか、それとも監督に何らかの疑惑を持たせておきたいのか…どちらなのだろうか。