ついにワールドカップ出場32か国の代表メンバーが出揃った。そのなかで、驚きとなったのがドイツ代表ルロイ・サネの落選。
地元ドイツと普段プレーしているイングランドでは衝撃的として伝えられている。
ヨアヒム・レーフ監督はユリアン・ブラントと迷った末の決断だったと述べたが、現地では本当の落選理由について色々と詮索されているようだ。
0 - In 12 games for Germany, Leroy #Sane provided just one assist (zero goals). Dropped. #WC2018 pic.twitter.com/UD8lJTYovT
— OptaFranz (@OptaFranz) 2018年6月4日
まず事実として、クラブと代表でのパフォーマンスの差がある。
Optaによれば、サネは2017-18シーズンのマンチェスター・シティで14ゴール19アシストと33得点に絡む活躍を見せたが、これは5大リーグでプレーするドイツ人選手のなかでトップの数字だったそう。だが、代表戦12試合ではわずか1アシストのみで、ゴールはゼロなのだ。
これ以外の理由について、『Sky Sport』や『focus.de』などは以下のように伝えている。
レーフ監督はサネの普段の振る舞いについて「とても正しい」ものだと述べたものの、あのローター・マテウスは「レーフが気に入らないことがあったに違いない」と示唆したという。
そのひとつが昨年のコンフェデレーションズカップへの不参加とされている。サネは鼻中隔の手術を受けるために、大会を欠場している。
ただ、その治療は延期できるものだったとされており、それで指揮官の機嫌を損ねた可能性があるとも。「普段のレーフは憤慨することはないが、そういうことが引っ掛かりになった」という声もあるようだ。
実際、サネと競ったうえでメンバー入りしたブラントは、コンフェデに出場している。
また、サネは背中にタトゥーを入れており、それをSNS上で公開している。
The tattoo. It took two "long days" to do, four days in total. pic.twitter.com/ypDPLUrp1o
— Sam Lee (@Sammy_Goal) 2017年7月25日
そういった自己アピールはフォロワーたちには届いたかもしれないが、指揮官には響かなかったとも伝えられている。
単純なパフォーマンスだけでなくこういった態度や姿勢によってレーフ監督が彼を除外したという見方もあるようだが、果たして…。
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