国際プロサッカー選手会(FIFPro)は14日、「中国でプレーするウイグル人選手が、政治的教育のため身柄を拘束された可能性がある」と発表した。

レポートによれば、当該の選手はエルファン・ハジム。昨年中国超級リーグの江蘇蘇寧と契約した19歳のウイグル人ストライカーだ。

昨年行われたハンガリーU-19代表との親善試合ではオーバーヘッドでゴールを決め、世界的に話題になった。

数週間後には北京でadidasのプロモーションイベントにも招待され、リオネル・メッシとも写真を撮っている。

しかし、彼について人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが「中国当局によって厳重に監視されている」と警告していた。

そして今回の報告によれば、エルファン・ハジムはまだ江蘇蘇寧のウェブサイトに掲載されているものの、2月以来練習に全く姿を見せていないという。

その理由は、2月にスペインとドバイを訪れたあと、「政治的再教育」のために中国当局によって拘束されたためだとのこと。

中国では数年前まで「労働教養」といわれる人民教化政策が行われており、実質的な強制収容が存在していた。

現在では法律で禁止されているものの、現在でも強制労働による政治的再教育プログラムが行われていると考えられている。

FIFProは現在江蘇蘇寧と中国に大してエルファン・ハジムを即座に開放し、家族のもとに返すよう求めているとのことだ。