6月20日、ロシアワールドカップのグループB、イラン対スペインの試合がカザンのカザン・アレーナで行われた。

初戦はイランがモロッコに1-0で勝利、スペインはポルトガルに3-3の引き分け。この状況を受けて試合開始から動いたのはイランだった。

全員が自陣に引き、ゴール前のスペースを徹底的に消す作戦。6バックの超守備的システムで優勝候補から勝点1の奪取を目論んだ。

さすがのスペインもこれには手を焼き、前半はスコアレス。このまま引き分けもある展開かと思われたが、後半からはイランのやり方に対応し、54分、アンドレス・イニエスタのスルーパスからジエゴ・コスタが2試合連続のゴールを奪った。

イランはそこから普段通りに戻すと、持ち前の高い技術で逆にスペインを押し込む。たびたびチャンスを迎えたが最後の決定力を欠き、決まったかと思われたシュートもオフサイド。

結局1点を守り切ったスペインが今大会初勝利を手にしている。

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