『Sky』は25日、「スイス代表のグラニット・ジャカ、ジェルダン・シャキリは、警告と罰金のみの処分となった」と報じた。
先日行われたセルビアとの試合で2-1と逆転勝利を収めたスイス代表。
そこでゴールを決めた際、シャキリとジャカは胸の前で手を交差させるようなジェスチャーをした。
これはコソボ出身のアルバニア人である彼らが、そのシンボルである両頭の鷲を模倣したものだった。
また、スイスの主将を務めているシュテファン・リヒトシュタイナーも、彼らと同調してそのポーズをしていたことが確認されている。
彼らには最も重い場合、「政治的メッセージの使用」として2試合の出場停止処分が科せられる可能性が示唆されていた。
しかしFIFAは調査の結果、ジャカとシャキリに対して警告+1万スイスフラン(およそ111万円)の罰金、リヒトシュタイナーに5000スイスフラン(およそ56万円)の罰金という処分を言い渡したとのこと。
決勝トーナメント進出の可能性を残しているスイス。中心選手である彼らを失わずに済んだのは、今後に向けて大きな後押しになるだろう。