ブラジルがコスタリカに勝ったことで、かなり混戦模様になりそうなグループE。

初戦を勝利で終えたセルビアは、連勝していち早く決勝トーナメント進出を決めたいところ。一方スイスは少なくとも引き分けを奪い、最後のコスタリカ戦に賭けられる状況を作りたい。

互いに重要な試合は、なんと開始からわずか5分でスコアが動く。右サイドから仕掛けたセルビアが、タディッチのクロスからミトロヴィッチのヘディングで先制したのだ。

反撃を狙うスイスは、攻撃時にベーラミが最終ラインに落ち、サイドバックが前線へ。中盤に5枚が並び、さらにCBのアカンジまで頻繁に上がって得点を求める。

序盤はミトロヴィッチの高さにかなり手を焼いたものの、前半途中からはボールを支配しつつ前に侵攻し、多くのシュートを放っていった。そして52分、シャキリのシュートからこぼれてきたボールをジャカが左足一閃。ゴール右隅へとぶちこみ、スイスに同点ゴールをもたらす。

そして後半終了直前、一発のカウンターからシャキリが裏のスペースへと飛び出し、一人でゴールまで持ち込んだ。

これでスコアは1-2。逆転勝利を果たしたスイスはグループ首位に躍り出た一方、セルビアは勝点3でブラジル戦を迎えるという「天国から地獄」の状況になった。

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