テニスのウィンブルドン選手権で錦織圭などを破って決勝に進出したノヴァク・ジョコヴィッチ。
彼はセルビアの首都ベオグラードの出身者だが、日曜日に行われるFIFAワールドカップ決勝ではクロアチアを応援するそう。
ただ、『Marca』によれば、ジョコヴィッチに対してセルビア国内では批判も巻き起こっているという。
セルビアの政治家であるヴラディミール・ジュカノヴィッチ氏も批判者のひとり。同氏はアレクサンダル・ヴチッチ大統領が率いるセルビア進歩党に所属している人物。
ヴラディミール・ジュカノヴィッチ
「ノヴァク、君は恥ずかしくないのか?
重ねて言う、ロシアと対戦したクロアチアを応援した者は狂っている。
ノヴァクは国民的ヒーローだ。だが、どうしてクロアチアを応援できる?
恥を感じないのか?」
また、ジョコヴィッチはクロアチア代表選手との写真をSNS上にアップしているが、これもネット上で炎上しているという。
Happy to meet nice guys and great football players from Croatian National team. Srećno momci @HNS_CFF pic.twitter.com/vXp7JQIwbg
— Novak Djokovic (@DjokerNole) 2018年3月22日
ネット上では「この子はモナコに住んでおり、セルビアのことなんて気にしてない(ジョコヴィッチはモナコ在住)」、「私の母は彼のことを我が子のように思っていたけど、幸いにもこの恥を知る前に彼女は亡くなった」などという辛辣な意見もある一方、バルカンの平和と団結を支持する声もあるようだ。