『L'Equipe』など各メディアは、「ガーナ政府と国際サッカー連盟(FIFA)は、資格停止処分を避けるための交渉が合意に達した」と報じた。
「8月27日までに第三者の介入を辞めなければ資格停止処分を課す」と言い渡されていたガーナ。
彼らは今年大きなスキャンダルに見舞われた。ジャーナリストがおとり取材を行い、協会会長のクウェシ・ニャンタキーらが賄賂を受け取る場面をカメラに捉えた。
そのドキュメンタリーが放送されたことで大きな波紋を巻き起こし、腐敗を撲滅するため政府が動き出したのだ。
彼らはすぐさまクウェシ・ニャンタキー氏を活動停止(6月に辞任)とし、ガーナサッカー協会には解散命令を下している。
しかし、FIFAはサッカー協会に対する第三者(たとえ政府でも)の介入を禁止している。
そのため、政府の介入によって解散させられたガーナサッカー協会をもとに戻すよう通告したのだが…。
ガーナ政府はFIFAの要求を拒否するとともに、サッカー協会の腐敗や犯罪を撲滅することに理解を示してほしいと強調。個別の交渉に臨むと宣言していた。
そして今回両者の間で合意が形成され、FIFAが新しい組織標準化委員会の任命を担当することが決定。
これによってガーナは資格停止処分を逃れることができ、これ以上のサッカー界への影響も避けられたようだ。
ただ、ガーナは依然として国内リーグが停止されており、再開は2019年に入ってからになると伝えられている状況だ。
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