先日、Nikeが発表した斬新なスパイク『ファントム ビジョン』。
バルセロナのフィリペ・コウチーニョやマンチェスター・シティのケヴィン・デ・ブライネらが着用している最新モデルだ。
Nikeのデザイナーであるフィル・ウッドマン氏によれば、『ファントム ビジョン』はアタッキングプレーメイカーのためのスパイクだという。
また『Soccerbible』によると、同氏はシューレースについてはこう述べたとのこと。
フィル・ウッドマン(Nikeデザイナー)
「(最近は靴ひもがないレースレスのスパイクも多いよね。でも、選手たちからのフィードバックによると、いまだにシューレースありがベストなのかな?)
そうだね、我々もかつてはレースレスのスパイクを試した。
でも、そのスパイクに完璧に適合する足型をしていなければならない。
それでもなお、シューレースがもたらす完全な封鎖性には至らないんだ。
全ての選手の足は違う。シューレースを『Quadfit』と一緒に使えば、選手は自分の足型へのフィット感をカスタマイズできる」
靴ひもがないように見える『ファントム ビジョン』だが、フライニットの下にシューレースを配したゴーストレースシステムを採用している。
また、開発期間についてはこう明かした。
フィル・ウッドマン(Nikeデザイナー)
「(『PhantomVSN』に取り組み始めたのはいつ頃から?)
2年ちょっと前だね。基本的にスパイク開発は18か月のサイクルなんだ。
初期のアイデアがあって、それを改良し、進展させ、テストするのに18か月かかる。
スポーツカーのプロセスと似ているよ。レース場に送り出して、改良するためにまた戻す。
そして、そのプロセスを製品が完璧になるまで繰り返すんだ」