『Sky』は29日、「ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタGMは、来月でクラブを離れることを発表した」と報じた。
この8年間ユヴェントスのGMとして辣腕をふるい、7回のセリエA優勝、4回のコッパ・イタリア優勝、3回のイタリア・スーペルコッパ優勝に導いてきたマロッタ氏。彼は今回以下のように報告したという。
ジュゼッペ・マロッタ
「私がこれを発表したいのは、月曜日に発表されるディレクター陣のリストに私は入っていないからだ。誰かが何かの物語を作ろうとする前に、ニュースとして与えるべきであると思った。
契約の期日が10月25日であり、それは更新されない。
私がイタリアサッカー連盟の会長になるというレポートについては完全に否定できる。それは私が関心を持っている役割ではない」
なおメディアによれば、マロッタ氏が退任することになった理由は、アンドレア・アニェッリ会長の方針であるとのこと。
理由として推測されているのは以下の3つだ。
- ファビオ・パラティーチSDを昇進させたい。マンチェスター・ユナイテッドやローマが引き抜きを狙っている彼を遺留するため
- OBのジネディーヌ・ジダン氏をGMとして招聘したいと考えている
- 今季数年ぶりにクラブが損失を出してしまったことから、経営改善のため補強の方針を変更したい
理由はともかく、マロッタ氏は「自分の決定で退任するわけではない」と宣言しており、クラブ内部での事情があったことは事実のようだ。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督も「彼は最高のディレクターだ。その不在をカバーしなければならない」と話し、マロッタ氏の退任を嘆いたとのこと。