『朝鮮日報』は30日、「FC東京の韓国代表DFチャン・ヒョンスに対する懲戒手続きが進んでいる」と報じた。
チャン・ヒョンスはアジア大会の優勝によって兵役が免除されているものの、その代わりに544時間の奉仕活動が義務付けられている。
彼は昨年末から母校などで行った指導ボランティアの成果を提出していたものの、その内容に虚偽があることが明らかになった。
およそ2ヶ月間に渡って196時間の指導を行ったと申請されていたが、大雪警報が発令されていた12月18日の写真にも青々としたピッチが映っていることから疑惑が浮上。
調査の結果、チャン・ヒョンスは同じ日の写真を別の日付に変更して申請をしていたことが明らかになり、本人もその罪を認めていた。
それによってチャン・ヒョンスは来月の代表戦から除外されることが決定したが、事件はそれで終わるわけではないようだ。
文化体育観光部はこのチャン・ヒョンスの事件をきっかけとして、他の選手にもボランティア服務実態を調査することを発表。サッカー、野球、スケートなどで兵役免除となった選手23名を対象として、資料を精査することを決めた。
また、韓国サッカー協会は現在このチャン・ヒョンスの事件に関して懲戒委員会を招集しており、選手本人が出席しなければならない可能性もあるという。
もし審議の結果資格停止などの処分を受けた場合、チャン・ヒョンスは来年1月のアジアカップも欠場するかもしれない。