本日午後7時30分から、大分銀行ドームで日本代表と対戦するベネズエラ代表。

現在、本国は政治的・経済的に非常に混乱した状況にあり、サッカーの代表チームは国民を少しでも勇気づけようと奮闘している。

チームを率いるのが45歳のラファエル・ドゥダメル監督。彼は日本の森保一監督と同じようにアンダー世代を兼任しており、昨年にはU-20ワールドカップのラウンド16で日本を撃破すると、決勝でイングランドに敗れたものの同国の最高成績となる準優勝を成し遂げて高い評価を得ている。

そんな彼は現役時代、GKにもかかわらず通算で10ゴール以上を記録した「フリーキックを蹴るGK」であった。

代表でも56試合1得点という成績を残したのだが、その1点が親善試合ではなく1996年10月9日に行われた1998年フランス・ワールドカップ南米予選、アルゼンチン代表との公式戦だというのだから驚きであろう(映像はRafael Dudamel Argentina 1996 などと検索して探してもらいたい)。

南米にはかつてホセ・ルイス・チラベル、レネ・イギータ、ホジェリオ・セニといったフリーキックを蹴る個性派のGKがいたが、彼もまた、そのうちの一人として南米のサッカーファンに知られた存在なのだ。

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