『BBC』は3日、「アフリカの大富豪アリコ・ダンゴテとアブドゥルサマド・ラビウは、ナイジェリア女子代表チームに20万ドルのボーナスを寄付することを約束した」と報じた。

11月17日からガーナで行われてきた2018年アフリカ女子ネーションズカップは、決勝で南アフリカをPK戦の末に破ったナイジェリアが制覇した。

これまで13回行われてきたこの大会でナイジェリアは11回目の優勝。2014年大会からの3連覇を達成した。

その成果に対して、実業家のアリコ・ダンゴテ氏とアブドゥルサマド・ラビウ氏はそれぞれ5000万ナイラ(およそ1500万円)、2500万ナイラ(およそ750万円)のボーナスを支払うと約束したとのことだ。

アリコ・ダンゴテ氏は貿易、製糖、製粉、エネルギー、運輸など様々な事業を展開するダンゴテ・グループの社長兼CEOで、アフリカでは初めてForbesのランキングに名を連ねた富豪。

サッカーのファン、とくにアーセナルのサポーターであることでも有名であり、数年前からクラブを買収したいと公言しているほどだ。

アブドゥルサマド・ラビウ氏はナイジェリアの複合会社BUAグループの創業者で、ナイジェリア銀行の会長も務めている実業家。資産は12億ドルを超えると言われている。

2016年に行われたリオ五輪では、報酬の支払いを巡ってナイジェリア代表チームと協会が対立し、試合当日まで現地入り出来なかったという事件があった。

その中でナイジェリアは銅メダルを獲得する活躍を見せ、日本の高須克弥院長がなんと39万ドル(およそ4400万円)をボーナスとして寄付することを決断し大きな話題を集めていた。

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