9日に行われたドイツ・ブンデスリーガの第14節マインツ対ハノーファーで、ハノーファーの原口元気がアシストを記録した。

5-3-2の右サイドバック(ウィングバック)で起用された原口は、12分、右サイドを深くえぐり中央へクロス。これをヘンドリク・ヴァイダントが合わせ、先制ゴールをお膳立てした。

ただ現在17位と調子の出ないハノーファーは終了間際にマインツにPKを与え、これをダニエル・ブロジンスキに決められて逃げ切れず。1-1で引き分け、3試合勝利なしとなった。

なお、この試合では浅野拓磨が約2か月ぶりに先発起用され、原口と揃ってピッチに立った。

しかしそのポジションはFWでもサイドでもなく中盤3枚の右!

一般に「インサイドハーフ」とも言われるポジションだが、チームが敵地で押し込まれたこともあり、長い時間を“ほぼボランチ”といっていい低い位置でプレーした。

普段とは違う不慣れな役割を与えられた浅野だが、守備の際はしっかり戻って相手にプレスをかけつつ、攻撃に転じた際は右ウィングの位置まで飛び出すなど、キレのある精力的な動きを見せる。

ただ後半、味方のスルーパスに抜け出しGKと1対1を迎えるもこれを決められず。その直後の79分に交代し、チームはそこからPKで追いつかれただけに悔やまれる場面となった。

なお、原口元気は90分間出場している。12日にはアジアカップの日本代表メンバーが発表されるが、2人はそこに名を連ねることができるだろうか。

ハノーファーは次週、ホームにバイエルン・ミュンヘンを迎える。

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