今週行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終節。
イングランド勢は全4チームが決勝トーナメント進出を果たしたが、マンチェスター・ユナイテッドへの評価は高くないようだ。
ユナイテッドはユヴェントス、バレンシア、ヤング・ボーイズと同居したグル―プHを3勝1分2敗の2位で突破。
だが、『BBC』によれば、Optaの統計担当主任のダンカン・アレクサンダー氏はこう述べているという。
ダンカン・アレクサンダー(Opta統計担当主任)
「ポルトとマンチェスター・ユナイテッドは、グループステージを“幸運な形”で突破した。
両チームのExpected goals(XG)を見てみると、ポルトは期待される得点数と期待される失点数が同じであり、それでグループを首位突破するのはありそうもないこと。
一方、ユナイテッドは決勝トーナメント進出を果たしたなかで、期待される得点数よりも期待される失点数が多かった唯一のチームだ。
つまりチャンスの質が喫した失点よりも劣っていたということになる。
この数字からすると、全てのチームがラウンド16で当たりたいのは、マンチェスター・ユナイテッドになるだろう」
ここでキーワードとなっているのは、Expected goals(略して、XG)という指標。 これは、Optaが「ゴールへの距離、角度」などの項目から算出している数値。
最大値は1.0XGで、例えば、「0.5XG」の場合は、50%の確率で決めるべきだったチャンスということになるそう。以下のマティッチのチャンスシーンにおける、XGは3%になるとか。
この数値をチーム単位で当てはめた場合、ユナイテッドは得失点差がマイナスに査定されるという。実際には、6試合で7得点4失点の+3だったが、データ的にはやりやすい相手ということになるということか。
ラウンド16のドローは現地時間17日に行われる。
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