先日、2016年夏から指揮をとってきたジョゼ・モウリーニョ監督を解任することを決めたマンチェスター・ユナイテッド。

そして、かつて選手として所属していたオレ・グンナー・スールシャール氏を暫定的な指揮官に迎えることを発表した。

契約は2018-19シーズン限りで、コーチはそのままマイケル・キャリック、キーラン・マッケンナが継続されるという。それにマイク・フェラン氏が加わり、クラブを熟知したOBらにチームを任せた格好だ。

しかし、ルイス・ファン・ハール時代にコーチを務めていたライアン・ギグス氏は、モウリーニョ監督の就任とともにチームを離れることになっている。貴重なクラブのOBが一人放出されているのだ。

当時はモウリーニョの片腕であるルイ・ファリアのポジションをスタッフの2番手として確保するためとも言われたが、どうやらそれ以外にも原因があるという。

『Times』でポール・ハースト氏が書いたところによれば、その理由は以下の通りだそうだ。

「ジョゼ・モウリーニョ監督のライアン・ギグスに対する不信感は、仕事を始めた時のことに遡る。

エド・ウッドワードCEOはライアン・ギグスをスタッフに残したかった。しかし、モウリーニョはその考えを拒否したのだ。

なぜなら、モウリーニョはギグスのことを信頼できる男だとは思わなかったからだ。弟の配偶者と不倫したという事件からね」

ライアン・ギグスは2011年に弟ロードリの妻ナターシャと8年間浮気を続けていたことが発覚し、大きな波紋を巻き起こした。

結局弟夫婦は2年後に離婚。ライアンは2015年に弟へ謝罪の電話をかけて和解に至ったものの、妻のステイシーとは別居状態にあるという。

もしそれがなければ、今チームを率いていたのはライアン・ギグスだったのかもしれない…。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介