オランダのPECズウォレと3年半の契約を結んだ中山雄太だが、その獲得の経緯を現地の『VI』が伝えている。

記事によると、ズウォレが中山に関心を持ったのは約2年前のことだという。

ヘラルト・ナイカンプ(テクニカルディレクター)
「11月に彼がプレーするJリーグの試合をLiveで観たんだ。」

「その瞬間からとても興味を持ったので、我々は彼をフォローし続けた。その間にあった二度の移籍ウィンドウでは彼を連れてくることはできなかったけど、この冬にはチャンスがあったのさ。」

オランダでは現在、EUパスポートを持たない選手に対し平均給与の1,5倍を支払うように定められており、ズウォレは最低でも42万2000ユーロ(およそ5200万円)を中山に支払わなければならない。

これは限られた予算をやり繰りすることで近年の成功を収めてきたズウォレにとってかなりの高額であり、サポーターから最も懸念されている点でもある。

ただナイカンプ氏は中山には「大きな可能性がある」とし、「彼は我々が1年半にわたって追跡してきた“少年”だよ。成長する機会を見ることができる選手さ」とこの獲得に自信を見せていた。

なお、中山は中盤と最終ラインの双方でプレーできる万能DFだが、会見によればクラブはセンターバックとしての起用を考えているという。

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