日本代表が21日に対戦するサウジアラビア代表。その中で最も注目を集めているのがFWで起用されているファハド・アル・ムワラドだ。

彼のニックネームは「チーター」。TVゲームのFIFA19ではスピードが93(これでも以前より下がっており、かつては世界8位だった)と評価されており、世界でも屈指のスピードスターである。

そして、昨年行われたロシアワールドカップ予選の最終節で日本を相手にゴールを決めたのもアル・ムワラドだった。

昨年はリーガ・エスパニョーラのレバンテにローン移籍していたが半年で復帰し、サウジアラビアの名門アル・イティハドでプレーしている。今季リーグでは11試合で7ゴールと好調なパフォーマンスを見せており、このアジアカップでも既に2得点を記録した。

その強みはもちろん圧倒的なスピード。大柄ではないが高い身体能力を備えており、強烈な突進力を誇る。積極的に放つ豪快なシュートも持ち味だ。

デビューした際はストライカーだったが、決定力が今ひとつだったこともあってその後ウイングに転向。しかし昨年夏あたりから再び最前線で起用されるようになり、ピッツィ監督の期待に答えている。

日本代表にとっては一昨年の敗戦からのリベンジマッチ。そして、その際に決勝点を決めたアル・ムワラドを抑えれば、まさに復讐は完了となるだろう。

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