福島のJヴィレッジは、日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして1997年にオープン。

2011年3月に発生した東日本大震災で全面閉鎖となり、原発事故の対応拠点となっていた時期もあったが、「福島復興のシンボル」として改めて整備され、昨年7月に再始動している。

今年4月20日にはJR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」が開業予定。この日から施設機能も全面再開され、来年の東京五輪ではサッカー男女日本代表が事前合宿を行うことも決まっている。

そんなJヴィレッジで、今週末の2月3日(日)、ダノンネーションズカップ2019 in JAPAN 福島会場予選が開催される。

ダノンネーションズカップは、U-12の世界一を決めるFIFA公認の国際サッカー大会。今回は、初の福島県での予選開催となり、大会アンバサダーである元サッカー日本代表の前園真聖氏が来場することも発表されている。

前園氏は、グループリーグならびに本大会出場決定戦を観戦するほか、表彰式でのプレゼンターを務め、福島会場より世界を目指すチームを応援するという。以下は前園氏のコメント。

「ダノンネーションズカップとして初めて福島で予選を開催するということで、僕自身も会場に行けることをとても楽しみにしています。今回出場するチームの中には、過去に優勝経験があるチームも参加すると聞いていますので、とてもレベルの高い予選になると思います。福島県から参加するチームにも期待していますが、何よりもJヴィレッジから世界に行くチームが出ることを楽しみにしています」

今回の福島会場予選では、福島県内から6チームが参加。さらに、過去に優勝経験のある川崎フロンターレU-12や柏レイソルU-12、またJリーグの下部組織チームからは、東京ヴェルディジュニアや浦和レッドダイヤモンズジュニア、名古屋グランパスU-12など、北海道、東北、北陸、関東、中部エリアの1都1道13県より、全32チームが参加する。

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