『Sunday Times』は10日「FIFAは、カタールとの契約を調査するよう要求されている」と報じた。

2022年に開催を控えているカタールW杯。その開催権落札を巡って多くの疑惑が浮上しているが、今回新たなものが発覚したようだ。

それはW杯の落札を前に結ばれたテレビ放映権の契約だとのこと。

カタールの放送局Al Jazeeraは落札の2週間前、FIFAに対して放映権料として4億ドル(およそ449.7億円)もの支払いを約束したとのこと。

さらに「もしカタールがW杯を落札した場合、1億ドル(およそ112.4億円)をFIFAの口座に振り込む」という条件が入っていたとのことで、『Sunday Times』はリークされた文書を確認したそう。

また、契約の中ではそれに加えて「3年後に4億8000万ドル(およそ539.7億円)の放映権契約を結ぶ」という申し出も行われているという。

英国の国会議員であるダミアン・コリンズ氏は、この契約は明らかな違反であるとし、FIFAに対してこれらの支払いを凍結するよう要求しているようだ。

Al Jazeelaは現在『BeIN Sport』としてスポーツ放送のサービスを提供している放送局。ワールドカップ入札に関わったカタールの主張ハマド・ビン・ハリーファ・アル=サーニー氏が保有している会社である。

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これが事実であれば、カタールがワールドカップを落札した場合ほぼ10億ドル(およそ1124.3億円)近い額がFIFAへと支払われる予定になっていたことになり、今後の調査が注目されそうだ。

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