30日に行なわれたU-20ワールドカップで歴史的な結果が生まれた。ノルウェーがホンジュラスを相手に12-0と大量得点で勝利を収めたのだ。
この結果に対して、両国のメディアはどう反応したのか?
『La Prensa』(ホンジュラス)
「世界的な恥だ!カトラチャ(ホンジュラス代表の愛称)はU-20ワールドカップの歴以上最悪の結果となった。
ノルウェー戦で12-0という屈辱的な敗北を喫し、ホンジュラスは得点を決めることなく-19の得失点差で帰国する」
『Diaz』(ホンジュラス)
「選手たちは失敗したシステムの犠牲者だ。ホンジュラスはノルウェーを相手に12-0と敗れ、世界の歴史上最悪の黒星を喫した。
ホンジュラスの記者たちは、この失敗は選手の責任を超えて、国のサッカーの育成システムが抱える悪の賜物だということに同意している」
『TV2』イェスパー・マティセン(ノルウェー)
「私にとっては疑問の余地がない。これはノルウェーに大きな額のお金が賭けられている。ホンジュラスの選手たちは『仕事』をしている。
彼らはできる限り大量失点で負けたがっている。私は何度か見たことがあるが、その中でも最も明白だ。
証拠はないし、証拠が出てくるという確証もないが、彼らが負けようとしている戦いだった」
ノルウェー側からも「八百長ではないのか」と疑問の声が上がるほど…。それについてはおそらくFIFAも調査を進めているはずだ。
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ともかくこの試合で9ゴールを決めたノルウェー代表FWアーリング・ホーランは、これで大会の歴史上最多得点記録の11(2001年大会のハビエル・サビオラ)にあと2と迫っている。決勝トーナメントに進出できれば彼の今後のプレーにも注目が集まるだろう。