チェコリーグで最多優勝記録を持つ名門スパルタ・プラハ。トマーシュ・ロシツキーを輩出したクラブでもあるが、近年は苦しんでいる。

先日はおしりオウンゴールが話題になったが、直近のヴィクトリア・プルゼニ戦にも1-0で敗戦。

酷いパスミスから決勝点を奪われたスパルタ・プラハは9位に転落。その試合後にはショッキングな光景が…。

スタンドからは強い口調で選手たちに言葉が浴びせられていた。すると、選手たちは着ていたユニフォームをその場で脱いで去っていたのだ。

『Lidovky.cz』によれば、怒ったウルトラスたちは「ユニフォームを脱げ!」と合唱していたそうで、それに選手たちは従ったという。

ウルトラスたちは、このユニフォームはタイトルを争うために着るものなどと主張していたようだ。また、監督からも服を脱がせようとしていたという。

ただ、キャプテンのマルティン・フリーデクはファンが怒るのも分かると述べていた。

マルティン・フリーデク(スパルタ・プラハMF)

「当然ながら、彼らは怒っていた。彼らがユニフォームを求めたのでそうしたまでだ。

彼らの怒りは分かる。僕らはうまくいっていない」

「正直、どうすればここから抜け出せるのか分からない。

僕らは勝ち始めなければいけない。

次の試合に勝つ必要があるが、それはとても難しいだろう」

今季のスパルタ・プラハは個人的ミスからの失点が多い。フリーデクは「僕らはミスが多い。1試合でほぼ全員がやっている」とも述べていたそう。

この日ミスをしてしまった22歳のDFダヴィド・リシュカは心臓手術から復帰した選手。それだけに、フリーデクは「彼にとっては非常に厳しい。ミスはやってはいけないけれど、彼を責めることはしない」とかばっていたとか。

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