サッカーとは理不尽な競技である。

ファンが声を枯らすまで応援しても、必ずチームが勝利してくれるわけではない。それでもファンが応援を止めないのは、少しでもチームの背中を押したいからであろう。

応援の力を過小評価することはできない。アディショナルタイムに入って同点、あるいは逆転劇という“特別な体験”をしたことのある人も少なくないはずだ。

ファンの数が多ければ、もちろんその力は大きくなる。一方、ファンの数が少なくとも応援の質が高いということもある。

「ファントークン」は、そんな応援を数値化する一つの目安といえる。

ファン・トークンについては前回Qolyでご紹介したが、ここで改めておさらいしておこう。

ファントークンとは、キャッシュレス決済などに使われているデジタル資産の一種である。

ただしキャッシュレス決済のように、物を買ったり売ったりする機能は無い。代わりにチームごとに提案される投票に参加したり、限定グッズやチケットを獲得したり出来る。

なおファントークンは、仮想通貨に使われているブロックチェーンという技術を使用している。

第2回目となる今回は、前回の記事で紹介したユヴェントスについての結果発表と、現在PSGとアトレティコ・マドリーが実施している投票についてお届けしよう。