今季からプレミアリーグでも導入されたVAR。だが、現地ではいくつかの問題点があらわになっている。
先日のトッテナム対チェルシー戦では、こんな踏みつけにイエローカードすら提示されなかった。VAR本部がVARの間違いを認めたシーンがこれ。
これでカードすら提示されないのは…。
また、プレミアリーグではVARがレビューしているシーンを主審がピッチ脇の「Referee Review Area」で自らチェックすることができない。
1月からはレッドカードからの変更をVAR側が勧めた場合に限って、それができるようになった。ただ、主審によるオンフィールドレビューがプレミアリーグで全面解禁されるのは来季以降になるようだ。
『Reuters』によれば、 IFAB(国際サッカー評議会)のディレクターであるデイヴィッド・エラリー元審判員がこう述べたという。
デイヴィッド・エラリー
「イングランドの状況は世界の他の国々と異なる。もし、来季もそのままならば、私は呆れるだろう。
来季はいくつかの変更があると期待すべきだ。
リーグの圧倒的大多数は、主観的ジャッジの大多数について、フィールド上でのレビューをすべきだと信じている」
すでにFAカップではオンフィールドレビューは導入されており、プレミアリーグは来季のVARシステムについて4月にも話し合う予定だそう。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も、プレミアリーグがオンフィールドレビュー使用に向かうことを示唆している。