かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した韓国代表パク・チソン氏。Jリーグを経て欧州でブレイクした選手としても知られる。

彼がマンチェスター・ユナイテッドの公式HPで、イングランドでの日々を振り返った。その一部を抜粋してみる。

パク・チソン

「(エヴラと仲良しになった後の)2007年にカルロス・テベスがやってきた。僕ら3人は親しくなったんだ。でも、これもなぜだか分からない!

パトリスは彼が話すスペイン語も喋ることができた。で、突然に僕らは友人になったのさ。

練習後、僕らは2タッチ限定のゲームを一緒にやった。ピッチ内外で何かをするたびにそれが始まった。

僕はスペイン語が話せなかったし、当時のカルロスは英語がダメだったから、僕と彼はコミュニケーションがとれなかったんだけど、パトリスが全ての会話を翻訳してくれた!

韓国語、フランス語、スペイン語、僕らはお互いの言語の単語をいくつか覚えたけれど、それはほんの数単語だけだった。よろしくない言葉もね!

でも、主に英語で話していて、必要な時はパトリスが翻訳していたよ。カルロスは英語が喋れるはずだけれど、(英語を)使いたくないからね!

夕食、ホテル、試合前のウォーミングアップでも3人は常に一緒だった。いつも一緒だったよ。

CL遠征に向かう機内、イングランド国内でのアウェイゲームに向かう電車内、いつも隣に座っていた。自然とそうなったんだ。

言語は喋れなくても、僕らは一緒にいるのがハッピーだった。気持ちよかったんだ。

僕らはすぐにコミュニケーションができたわけではなかったけれど、3人でいるととても快適だった。

僕らはプロフェッショナルで、自分たちが何をすべきか、どうすべきを知っていた。だから、ビッグゲームに勝ち、トロフィーを獲得して、お互いの時間を共有していった。

僕、パトリス、カルロスは、当時のユナイテッドのロッカールームがどういうものだったかを示す例さ。

僕らは出身地が異なり、アジア、ヨーロッパ、南米の選手たちだ。でも、この3人はクラブ内の親友だった。

それはロッカールームがどういうものだったかを示しているし、皆がどれほど素晴らしかったかを証明している。当時の僕らはそうやって成功したんだ」