新型コロナウイルスの影響によって3月半ばから試合が中断されていたクロアチア。

しかし状況が改善されたために5月から再開に向けた動きが始まり、先日カップ戦の準決勝が開催。ついにサッカーが戻ってきている。

だが、先月31日に行われた準決勝のリエカ対オシエクの試合で大きな問題が発生したそう。

試合はオシエクが2点を先行するも、その後リエカが3点を取り返し、試合終了間際に勝ち越すという劇的な展開に。

しかしリエカの2点目となったPKの判定が微妙なものだったこともありレッドカードが飛び交い、逆転直後には両チームの選手がもみ合う場面も。

そして試合後、駐車場を歩くリエカFWアントニオ・チョラクを、オシエクのFWエロス・グレズダが呼び止めると…。

顔に一発!場は騒然となった。『zurnal24』によれば、幸いにしてすぐに仲間や警察が介入して大きなもみ合いになることはなかったそうだが…。

この事件の後、グレズダとオシエクは「人種差別的な行為を受けていた」と訴え、公式サイトに声明を発表。

グレズダはコソボ生まれのアルバニア人で、その国籍や人種を理由に侮辱されていたと訴えリエカ側を告発した。

ただ、リエカとアントニオ・チョラクはすぐに反論。そのような事実はなく、オシエク側が虚偽の説明をしていると批判したとのこと。

なお、チョラクは自身のInstagramストーリーで「グレズダから個人的な謝罪があった」とスクリーンショットを投稿している。

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グレズダはかつてグラスゴー・レンジャーズに所属していた際にも試合で相手に唾を吐く事件を起こし、クラブから処分を受けたことがあった。

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