恒常的なヘディングによって脳がダメージを負い、それが認知症の発症につながるという懸念についての研究が近年行われている。
『Trouw』によれば、脳へのダメージを防ぐためにアヤックスのユースでは革製ボールでのヘディング練習は行わないことにしたという。
8~12歳のカテゴリーではスポンジボールのみを使うことにしたとのこと。「この分野での科学的研究を注視している」というアヤックスは、脳損傷と将来への影響を防止したい考えだそう。
オランダサッカー協会もユースでのヘディングでは出来る限り柔らかいボールを使うように助言している。PSVも14歳までのユースチームでは軽くて小さいボールを使う予定だそう。
【写真】「昔は細かったのにムキムキになった」9選手、写真を比べる
なお、『Sky Sports』によれば、脳損傷の専門家であるマイケル・グレイ医師は、ヘディングの完全禁止は非現実的だとしつつ、長期的な影響をできるだけ減らすために講じることができる措置があるはずと述べているとのこと。