かつてリーガ優勝も経験し、UEFAチャンピオンズリーグでもインパクトを残したデポルティーボ・ラ・コルーニャ。
名将ハビエル・イルレタ監督に率いられたチームにはディエゴ・トリスタンやロイ・マカーイ、フアン・カルロス・バレロン、ジャウミーニャなど名選手が多く所属していたことも知られる。
2004年には当時の世界最強クラブの一つであったACミランを相手にアウェイで1-4と敗れたものの、ホームで4-0と歴史的な大逆転勝利に成功。サッカーファンの脳裏には「スーペル・デポル」の愛称が焼き付けられた。
【動画】ミラン相手に歴史的な大逆転勝利を飾った「スーペル・デポル」
しかしこのところは低迷が続いており、柴崎岳が所属した昨季2部から3部にあたるセグンダBに降格している。
そして、今季から来季にかけてスペインの下部リーグでは再編が行われることが決まっており、セグンダBが3部と4部に分割される形となる。
来季どこに所属するかは今季の成績で決定される。10に分けられたグループステージの成績により、「2部昇格を争うグループ」「3部残留と4部降格を争うグループ」「4部降格か5部降格を争うグループ」に振り分けられている。
そしてデポルティーボ・ラ・コルーニャがどうなったかといえば、グループステージで4位となり、「3部残留と4部降格を争うグループ」に入っているのだ。
デポルティーボ・ラ・コルーニャ、ラシン・フェロル、コンポステラ、ヌマンシア、ラングレオ、そしてマリーノ・ルアンコが入った6チームのうち、上位2チームに入らなければ3部に残留することはできず、来季は4部で戦うことになる。
なお、デポルティーボ・ラ・コルーニャが4部に降格した場合、クラブがリーガに参戦した1928年以来初めてのこと。
この危機をあの「スーペル・デポル」は乗り越えられるだろうか。命運を決めるプレーオフラウンドは今週末からスタートされるぞ。