ラ・リーガ第29節、カディス対バレンシア戦で起きた人種差別疑惑。
バレンシアDFムクタル・ディアカビが相手DFフアン・カラから差別的な侮辱を受けたと訴え、バレンシアの選手全員が一時ロッカールームに引き上げる事態になった。
そうしたなか、当事者のカラが記者会見で疑惑を真っ向否定した。
フアン・カラ(カディスDF)
「起きたことに断固として行動しなければいけない。
なぜなら、証拠はないし、審判も聞いていない。非常に危険な前例を作っている。
サーカスだ。2つの選択肢がある。ディアカビがでっち上げたか、誤解したか。それ以外はサーカスだ。
誰かに(謝罪)してもらいたいが、疑っている。
SNS上でありとあらゆる脅迫を受けている。
スペインサッカーに人種差別は存在しない。作り上げられたのはサーカスだ。
自分は中国人や南アフリカ人と住んでいたこともある。カヌーテらとギニアに行ったこともある。自分はショックを受けている。
無観客で20~25台のカメラやマイクがある。選手もレフェリーも…誰も何も聞いていない。
ディアカビが捏造したのか、誤解したのかは分からない」
一方のディアカビはこれに反論。カラから「クソ黒人」という発言があったと訴え、容認できないものであり、傷ついたと述べた。
【動画】激怒!ディアカビがキレて、バレンシアが引き上げた前代未聞シーン
また、バレンシアも「我々はカラを信じない。彼は過ちを認めて、謝罪するという絶好の機会を逃した。そうする代わりにディアカビとバレンシアメンバーを攻撃した」との抗議声明を出している。