欧州スーパーリーグからの脱退を決めたクラブのひとつであるマンチェスター・ユナイテッド。サポーターたちはオーナーであるグレイザーファミリーへの反発を強めている。
『Guardian』によれば、ファンたちよる反グレイザーキャンペーンの影響によって、ユナイテッドは練習着への2億ポンド(300億円)の契約を失ったという。
これまでユナイテッドの練習ウェアのスポンサーは「AON」が務めていたが、今年7月1日から「Myprotein」に変更される予定だった。その契約額は10年間で2億ポンドと超破格。
だが、「Myprotein」を保有する「THG(The Hut Group)」は契約を解除することにしたという。
グレイザーに抗議するユナイテッドのサポーターたちはクラブの商業的なパートナーをボイコットするキャンペーンを展開しており、「THG」はその点を懸念して撤退を決めたとのこと。ユナイテッドの一部ファングループはアディダスやタグ・ホイヤーなどクラブの主要パートナーをボイコットするキャンペーンを行っており、マンチェスターに本拠を構えるTHG社はSNS上での反発に面食らったとされている。
今週金曜、ユナイテッドのグループマネージングディレクターはTHGから契約解除を通告されたようだ。
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AONとの契約は6月末で失効するが、THGが提示したような規模の契約を新たに成立させるのは簡単ではないとも伝えられている。