ついに開幕したEURO2020。オーストリアは北マケドニアとの初戦に3-1で勝利した。
32歳になった悪童マルコ・アルナウトヴィッチは途中出場から3点目となるゴールを決めている。ただ、得点後に荒ぶり、キャプテンのダヴィド・アラバから強引に黙らされていた。そうしたなか、アルナウトヴィッチはSNS上で謝罪した。
マルコ・アルナウトヴィッチ(オーストリア代表FW)
「昨日は試合中に感情的になり、カッとなった発言があった。
それを謝りたい。特に北マケドニアとアルバニアの友たちに。
ひとつはっきりさせておきたいことがある。俺は人種差別主義者ではない!
俺にはほぼ全世界に友達がいるし、多様性を支持している。俺を知っている人なら誰でもそれが分かる」
『Koha』などによれば、彼は相手選手エズジャン・アリオスキに「アルバニア人であるお前の母親をやってやる」などと発言していたとされている。
アルナウトヴィッチはセルビア人の父とオーストリア人の母を持ち、一方のアリオスキはアルバニアにもルーツがある選手。セルビアとアルバニアはコソボ紛争などを含めて対立してきた歴史がある。
【動画】悪童アルナウトヴィッチ、EUROで問題になった荒ぶりシーン
なお、アルナウトヴィッチは現在は上海海港(上海上港)でプレーしており、上海を第2の故郷のように思うほど気に入っているとか。