来月22日に開幕する東京五輪サッカー競技に向けたスペインU-24代表のメンバーが先日発表された。

その中にはEURO2020を戦っているメンバーの中からペドリ、エリック・ガルシア、パウ・トーレス、ウナイ・シモン、ダニ・オルモ、ミケル・オヤルサバルの6名が入っており、彼らは来月も国際試合を戦うことになった。

しかし『SER Catalunya』によれば、現在その一人であるペドリの招集について問題が起こっているようだ。

ペドリが所属しているバルセロナは、東京五輪のメンバーを選出したスペインサッカー連盟に対してある要請を行っているという。

それは、「ペドリを五輪の本大会メンバーに入れないでくれ」というもの。

理由はペドリが今シーズン60試合以上に出場していることからコンディションの問題を抱えており、来季のスタートに向けて疲労が心配されるからである。

ただ、実はバルセロナにはペドリを招集拒否する権利はないのだという。

本来五輪はFIFAの大会でないため各チームには選手を解放する義務がない。ただスペイン国内では、五輪に向けた招集をクラブが拒否することはできないというローカルルールが存在している。

国外のクラブに所属している選手については招集拒否が認められており、実際にボルハ・マジョラル(ローマ)、ファビアン・ルイス(ナポリ)、ロドリ、フェラン・トーレス(ともにマンチェスター・シティ)がクラブから解放されなかった。

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ただバルセロナはスペイン国内のクラブチームであるため、連盟による招集を拒否する権利は認められていない…という経緯があるようだ。

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