バルセロナを退団し、PSGへの移籍が正式に決まったリオネル・メッシ。カンプ・ノウでのお別れ会見では感極まり涙を流していた。

そうしたなか、『BBC』は「メッシはバルサから裏切られたと感じている」と伝えている。

バルサは深刻な財政難に陥っているが、メッシは1か月半前にバルサのジョアン・ラポルタ会長から残留を保証されていた。

その直後、ラポルタ会長はラ・リーガのハビエル・テバス会長とCVCとのオペレーションについて会談。ラポルタ会長はメッシを維持する唯一の方法はその取引に応じるしかないと分かっていた。だが、バルサのフェラン・リベルテルCEOに説得されたラポルタ会長は翻意することに。

ラポルタ会長はメッシと契約しないことを決めたのは父ホルヘにそれを通達する2日前だったとしている。だが、実際にはもっと以前に決定していたという手がかりが次々に出てきており、疑問が湧いている。

バルサのディレクターを辞任したジャウメ・ロピス氏も「(メッシを引き留めるためにバルサは)できること全てをやったわけではない」と述べている。

また、メッシ退団の日にラポルタ会長はレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長とバルセロナのレストランで会談(3クラブは欧州スーパーリーグ構想で連帯)。ロピス氏は「バルセロニスタがレオの退団で泣いている時、ラポルタがレアル会長との会食を楽しんだことは誰も理解できない。いいイメージにならない」とこの件を断罪している。

そうしたことから、メッシはまたバルサから裏切られたと感じているという。

彼はバルサから給与5割カットを求められた際、一切交渉することなくそれを受け入れた。5割というのは法的に認められた最大の減給であり、もしメッシがさらなる減給を受け入れたとしても、それに同意したクラブは法律違反を問われていた可能性がある。

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また、現地ジャーナリストのマリア・ガリード氏によれと、父ホルヘはメッシ退団の責任は誰にあるのかと聞かれた際、「クラブを調べろ」と言い放ったという。

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