今季、アトレティコ・マドリーからチェルシーにローン移籍したスペイン人MFサウール・ニゲス。
プレミアリーグへの適応に苦しむ彼はなかなか本領が発揮できず、批判にさらされてきた。ただ、トーマス・トゥヘル監督はサウールを擁護している。
【動画】これはサウールが悪い!?エヴァートン戦の問題失点シーン
『Mundo Deportivo』によれば、指揮官はサウールに対する批判にうんざりしており、「彼はSNSを見ないほうがいい」と助言したとか。
トーマス・トゥヘル(チェルシー監督)
「サウールはアトレティコ時代と同じような役割と責任感を感じられているか?いや、まだそうではないかもしれない。
彼は苦しんでいるか?それはそうだ、彼は苦闘している。
彼がプレミアリーグで苦しむ初めての選手か?そうではない。彼が最後でもないだろう」
「我々は自分たちの選手を守る。私も自分の選手を常に守る。
木曜の彼は“6番”、”9番”、サイドバックとしてプレーした。彼にとって、それはフェアなことか?そんなことはない」
「彼のプレーはよかったし、チームも全体的にいいプレーができた。チームの構成がよくなり、規律面もよくなったからだ。
それがよかったし、サウールは重要な一員だった。
(サウールはエヴァートン戦でのミスがファンから批判されているが)
そういう状況を踏まえて、我々はもう少し落ち着いたリアクションをとらなくてはいけない。
人々が木曜(エヴァートンと1-1の引き分け)の後に失望したのは理解できる。
だが、ああいうリアクションこそが、私がSNSに関わらない理由だ。
(SNSを見ないことで)私は自分自身を守っている。我を忘れてしまうことがあるからね。
サウールがSNSを見ないことを願うね。彼がそうしなければいけない理由はない。
彼は我々が彼をどう思っているかを分かっている。よくなるために何をすべきかも分かっているし、できることは全てやっている。
今の彼は苦しんでいるが、我々は最高の彼を見つけ出すために一緒に取り組んでいる。それをやめるつもりはない」