かつてはマンチェスター・シティやレアル・マドリー、ミランなどでプレーした元ブラジル代表FWロビーニョ。

彼は2013年にミラノで女性を相手に性的暴行事件を起こしたとして起訴されており、2017年から長く裁判が行われてきた。

『Corriere dello Sport』によれば、今回イタリアの最高裁判所でその判決が下されたとのこと。

ロビーニョ側が控訴して行われてきた裁判であるが、最終的には控訴が棄却され、有罪判決が認められたという。

判決が言い渡されたのはロビーニョと友人のリカルド・ファルコで、集団での性的暴行事件に関与したために最長で9年間の懲役が言い渡される可能性があるそうだ。

当該の事件は2013年1月22日の早朝に発生。現場はミラノのナイトクラブ「SioCafé」であった。

事件の被告となっているのはミランの選手だったロビーニョやリカルド・ファルコの他、4名のブラジル人。彼らは集団でアルバニア出身の女性を性的暴行したとされており、さらにその事件の捜査が行われている間にブラジルへと帰国していた。

ロビーニョらの側は「女性は完全に酔っ払っており、合意の上であった」と証言したものの、それは認められなかったとのこと。2017年の裁判で彼らの有罪判決が言い渡され、その後2020年12月にも控訴裁判所でその判決が支持されていた。

さらに今回最高裁判所まで持ち込まれて争われたものの、再びロビーニョらの控訴は棄却され、有罪判決が確定したそうだ。

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ただ、ブラジルとイタリアの間では犯罪人の身柄引渡し条約がないため、ロビーニョは「イタリアと条約を結んでいる国に入国した場合」逮捕される。

ブラジルの側がイタリアでの裁判の結果を尊重した場合は刑が執行されるかもしれないが、その可能性はほぼないだろうと予測されている。

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