残り半年となった契約の延長をめぐり、バルセロナとの関係が崩壊しかけているウスマヌ・デンベレ。
そうしたなか、『ACB』は、デンベレは名誉棄損でバルサを訴えることができると伝えた。
スポーツ法の専門家が、クラブの行動には損害賠償請求を起こされるのに十分な法的根拠があると述べたそう。
デンベレはアスレティック・ビルバオとのコパ・レル・レイでベンチ外になったが、スポーツ活動から事実上排除されたことで、労働の尊厳と名誉の侵害で訴えを起こせるとのこと。
トニ・ロカ(スポーツ法研究所所長)
「デンベレは、技術的な決定ではなく、スポーツ以外の理由でプレーという本質的な側面を奪われた。
契約更新は選手の義務ではない。契約更新拒否は、バルサとの雇用関係違反にはならない。
さらに、彼が悪しきプロスポーツマンだと暗示することで、仕事上の尊厳と名誉が侵害されているのは明らかだ。
(訴えが)認められてもおかしくない。
バルサは選手から利を得たいためにこのような行動をとっている。一方、選手側はフリーエージェントになることを利用して、契約改善や他クラブへの移籍でより多くの収入を得たがっている。
この状況でデンベレを暴徒として扱う裁判官はいない」
実際にデンベレが訴訟に向けて動いているわけではないはずだが、もし訴えられた場合にはバルサ側が敗訴する可能性があるとか。