いよいよ開幕した2022年のJリーグ。期待の新人たちも早速ながら多くデビューを飾っている。

今回はその中でも特に目をひいた4人のルーキーを紹介しよう。

松木 玖生(くりゅう)

所属:FC東京
出身:青森山田高校

高校世代で加入した選手として唯一の先発起用となったのが松木だ。

全国高校サッカー選手権では卓越したフィジカルを見せていたが、それはあくまで高校生相手。Jリーガー相手ではどうなのかという点は未知数だったが、インサイドハーフの一角として72分間堂々とプレーした。

身体の強さはJリーグでもしっかりと感じられるもので、ミドルシュートで相手GKチョン・ソンリョンを脅かすなど技術面でもアピールを欠かさなかった。

ゲームスピードへの順応やパス、タッチといった細かい部分については改善の余地が見られたが、アルベル監督も「満足していますし、讃えたい」と評価。“大器”、“逸材”といった前評判にそぐわないモンスターぶりを感じさせた。

なお、FC東京の高校生ルーキーが先発起用されたのは2007年のDF吉本一謙以来だそう。